令和2年予算特別委員会 都市整備領域

2020年3月13日 江口じゅん子区議

砧地域の公共交通不便地域について

江口じゅん子

私からは砧地域の公共交通不便地域について伺います。

昨年十二月、砧まちづくりセンターで区主催の地域住民との勉強会が開催されました。運行ルート、ダイヤ、運賃など案が示される中、最も意見が出たのは通学路の安全対策として午後二時半から四時の運休についてです。この時間は、買い物や通院などで高齢者が活動する高齢者のゴールデンタイム。この時間が運休なら何のためのバスなのか。また、ある方からは、一般車両やトラックは交通規制せず、コミュニティーワゴン車バスだけ運休しても児童の安全対策に効果があるのかなど、同様の意見が相次ぎました。

交通管理者である警察が、児童の安全対策として下校時間の運行は認めないということで、運行主体となる地元町会・自治会、商店街からつくる砧地区公共交通協議会、また区も、難儀の上の提案と理解をします。しかし、来年八月からの実証運行成功のためにもこの課題解決が必要であり、区として今後どうしていくのか伺います。

堂下交通政策課長

昨今の路線バスによる事故なども踏まえまして、通学路、その中でも特にガードパイプなどで歩車分離がされていない区間につきまして、交通管理者から安全対策を求められているところでございます。注意喚起の看板設置などや運行ルート上の注意点を踏まえた交通安全マニュアルによる安全運転の徹底といった対策だけでなく、見守り活動や運行時間帯などの調整等が必要な状況となっております。

こうした状況を踏まえまして、地元協議会の御意見も伺った上で、十四時半から十六時までの時間帯を運行休止とする運行概要としたところでございますけれども、一方で、この時間帯の利用希望者がいらっしゃることも認識しております。令和二年度に需要予測アンケートを実施する予定ですが、まずはこのアンケートの中で運行を休止する時間帯についてどの程度の需要があるかを確認してまいります。

江口じゅん子

今御答弁されたように、住民の真のニーズを探る需要予測調査は重要です。ダイヤ案では、祖師ヶ谷大蔵駅北側を走るくるりんバスとの接続も考えられ、つまり祖師谷、成城の方もこのワゴン車バスで大蔵運動公園、砧公園、世田谷美術館などへの利用が考えられます。また、ルート案では、大蔵団地、世田谷通りを通り、環八にも近いルート案のため、大蔵、桜丘、上用賀の住民も利用できます。調査は砧住民に限らず、実際に利用すると想定される方々を視野に、手法、範囲などの検討が必要であり、見解を伺います。

堂下交通政策課長

前回の需要予測アンケートでは、平成三十年九月に三千名の区民を無作為に抽出して実施しております。この無作為抽出する対象地域を砧一丁目から八丁目の全域としておりましたけれども、砧地区は広いこともあり、交通利便性の高い地域にお住まいでコミュニティー交通を利用しない方にもアンケートをとっているのではないかとの御指摘もございました。

このため令和二年度に実施を予定している需要予測アンケートでは、地域の方々と議論を積み上げ取りまとめた運行ルート案の沿線にお住まいの方々を対象とすることで、需要をしっかりと捉えていきたいと考えております。委員御指摘のとおり、利用する方の需要を的確に把握していくことが実証運行に向けた第一歩だと考えており、アンケートの設問内容を工夫した上で令和二年度に実施する需要予測アンケート調査に向け全力で取り組んでまいります。

江口じゅん子

よろしくお願いします。

都市計画道路 補助52号線について

江口じゅん子

次に、都市計画道路補助五二号線についてです。

ことし一月、東京都は、防災都市づくり推進計画の基本方針の改定案を示し、パブリックコメントが実施されました。概要として、二〇二〇年度までの十年間、重点的、集中的な取り組みとして実施してきた不燃化特区制度活用や特定整備路線整備について取り組みを五年間延長とあります。この計画のベースである都の木密地域不燃化十年プロジェクトは、二〇二〇年度までの目標として、整備地域における不燃領域率七〇%を実現、延焼遮断帯となる主要な都市計画道路を一〇〇%整備を掲げました。都区連携し促進ともありますが、実際は進んでおりません。不燃化については、さきの五常任委員会で世田谷区新実施計画(後期)の目標達成に至らなかった成果指標として報告をされています。
それでは、特定整備路線はどうでしょうか。特に補助五二号線の進捗状況を伺います。

佐藤 道路計画課長

区内における特定整備路線は三路線ございまして、補助第二六号線の東北沢区間、同三宿区間、それと若林に補助第五二号線がございます。

進捗状況でございますが、補助第二六号線の東北沢区間、五百五十メートルでは、用地を九四%取得してございます。また、同路線三宿区間におきましては四百四十メートルございますが、用地取得はほぼ完了いたしまして、現在、街路築造工事等を行っているところでございます。また、補助第五二号線の若林区間、延長約千三百十メートルでございますが、こちらにつきましては平成三十年度末時点で約五〇%の用地取得となってございます。

江口じゅん子

五〇%の取得率ということで、この五二号線の区間は平成八年の事業開始から既に二十四年、根強い反対運動もあり進んでいないということだと理解をしております。

不燃化・耐震化促進に関して反対する住民はいないと思いますが、都市計画道路整備ありきの進め方に住民の反対、疑問の思いは大きいと実感しております。今般の五年延長を知った宮坂のある方は、都は道路事業がなぜ進まないのかその分析もなく、住民の意向を顧みることも話し合うこともない、進まないから延長では余りにも乱暴だと、このように申しておりました。

都は、今回の改定に対し区へ意見照会されたと考えますが、道路所管として意見は上げたのか、委員会報告はあったのか伺います。

佐藤 道路計画課長

今回の基本方針の改定案の内容につきましては、現行計画に引き続きまして、延焼遮断帯の形成など都市計画道路整備を踏まえた考え方になっているわけでございますが、改定案で示している内容については、区の考えと矛盾はないわけでございまして、道路所管としては東京都に対して意見等については特に述べておりません。また、委員会等にも御報告はしておりません。

江口じゅん子

委員会報告はなかったということは、議会や区民の声は聞かなかったということで、参加と協働の区政のあり方として、これは大きく異なるのではないかと思います。副区長に伺いますが、参加と協働は区政の根幹です。今後、どう進めていくんでしょうか、伺います。

岡田副区長

参加と協働は、道路整備ばかりでなく、まちづくり、また、世田谷の区政運営全体の根幹になるものと考えております。このためには情報公開、情報共有が大事だというふうに考えております。道路事業のように賛否両論のある事業については、区民の安全安心の確保を基本に情報公開、情報共有に努めてまいりたいと考えています。

江口じゅん子

参加と協働をきちんと据えて進めていただきたいと要望します。終わります。

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