令和2年 第4回定例会一般質問

2020年11月27日 江口じゅん子区議

八期の世田谷区介護施設等整備計画の素案について

江口じゅん子

まず、介護では、八期の世田谷区介護施設等整備計画の素案についてです。

特養ホーム一千人分計画の積極的整備を評価します。しかし、増設を願う区民要望は依然大きく、ここ数年来の待機者約一千三百人、整備率は二十三区中二十一位という状況の早期改善が必要です。

素案で特養ホームは、大規模一か所、地域密着型二か所、計百六十六人の計画です。要介護者増加の中、これでは入所までの待機時間短縮、待機者減少は困難と考えます。

一方、介護人材の深刻な不足の中、必要な基盤整備と人材確保策は区の責務であり、三点伺います。

まず、待機時間短縮と待機者解消の必要性の認識及び一千人分計画の前倒し、上方修正を求めます。

介護現場への求職者増加の動きもあり、現場の声をよく聞き、入職時の奨励金などの処遇改善、イメージアップなど確保策強化が必要です。特養ホームから要望が強い、東京都のICT促進の補助金の区独自上乗せ補助を求めます。

長岡 高齢福祉部長

私からは、五点お答えいたします。

まず、特養ホームの整備についてです。

区では、第六期世田谷区介護施設等整備計画策定時に、二〇一五年から二〇二五年を見据えた特養ホームの中長期整備目標として千人分の整備目標を立て、計画的に整備を進めておるところでございます。

千人計画の進捗状況ですが、二〇一五年以降、新たに九か所の特養ホームが開設され、定員ベースでは五百九十三人増となっております。特養ホーム入所申込者は、令和元年度末現在、千三百三十一人となっております。

今回、第八期計画の検討の中では、二〇二五年の必要数の推計を改めて実施したところ、六百五十一人から七百二十七人という結果となりました。今後さらなる高齢化率の増加や新型コロナウイルス感染症の影響など、一過性の結果となる可能性があり、千人分の整備目標を維持する案といたしております。

区といたしましては、申込み後速やかに入所でき、特養ホームの入所待ちが減少することの必要性を認識しております。今後の需要増も見据え、千人計画の早期達成も念頭に置きながら、積極的に公有地の活用を図り、条件が整ったところから特養ホームの整備を進めてまいります。

次に、介護人材確保についてです。

介護サービスの担い手である介護人材の確保は依然として厳しい状況にあり、事業者の人材確保に対する支援は重要であると認識しております。第八期高齢・介護計画素案におきましては、国や都と連携しながら、介護ロボットやICT機器の活用を推進し、人材不足の時代に即した働きやすい環境の整備のほか、都事業と連携した住まいの確保支援、宿舎借り上げ事業等の生活支援策による人材確保に取り組むこととしております。

現在、中長期的な視点も含めた総合的な介護人材対策を推進するため、区内介護事業者等を構成員とする(仮称)介護人材対策推進協議会の構築準備を進めております。次期計画の具体化に向けた御議論をいただきながら、御提案の事業も含め、さらなる支援策を検討してまいります。

次に、ショートステイの整備についてでございます。

東京都社会福祉協議会、東京都高齢者福祉施設協議会が実施した調査では、ショートステイの稼働状況が低下していることを示しております。その一方で、区が令和元年度に実施しました介護保険実態調査結果によりますと、ケアマネジャーが区で特に不足していると思う介護保険のサービスは、ショートステイが最も高くなっております。

このような状況の中で、区としても、供給側とサービス調整側とのギャップの分析を早期に行い、整備に対する考え方を整理する必要があると認識しております。

今後、宿泊サービスを提供している地域密着型通所介護事業所やショートステイについて実情を調査し、関係事業者の意見等も踏まえながら検討を進め、第八期計画期間の早い段階において、ショートステイの供給側とサービス調整側とのギャップの分析や必要な対策等について検討してまいります。

次に、総合事業について厚労省に対して改めてしっかり伝えるべきとの御質問についてです。

区では、区長の発言を受けまして、十月二十二日に厚生労働省主催のヒアリングにおきまして、所管課長から厚生労働省の担当官に対しまして、昨年七月の一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会で発表した事例は全ての要介護者を総合事業に移行させてほしいという要望ではなく、地域デイサービスの運営の中で、要支援者から要介護者に移った場合の継続したサービス利用についての課題を示したものであると伝えております。

最後に総合事業について、省令改正に対する区の対応についてです。

今回の介護保険法施行規則の一部を改正する省令においての対象者の弾力化は、区が昨年七月の厚生労働省の、先ほど申し上げました一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会で発表した課題に沿って、要支援者等の方が要介護者になっても、本人の希望により、引き続き通い慣れた地域デイサービスを利用する場合には、市区町村の判断で補助対象とすることができるという内容です。

国では、改正内容を踏まえまして運用に関する詳細について必要な見直しを行って、追って示す予定としております。今後、国が示す詳細な内容を確認するとともに、地域デイサービスの利用者や運営団体などから現場の実態を把握し、議会などの意見も伺いながら、区の方針を検討してまいります。

以上です。

介護予防・日常生活支援総合事業について

江口じゅん子

次に、介護予防・日常生活支援総合事業です。

十月二十二日の厚労省の省令改正で、総合事業を利用していた要支援者が本人希望と市区町村判断で、要介護認定後も総合事業を使える要件緩和が行われました。当初案では、要件緩和対象は全要介護者でしたが、保険給付外し拡大につながるという大きな反対世論によって、一定制限がかかりました。

さきの決算総括質疑で、厚労省は要件緩和の最大の根拠に、当区からの課題提示と説明しており、事実関係をただしました。区長は、そのような使われ方は本意ではない、そういうことを求めたのではないと厚労省にしっかり伝えると表明されました。その後、区として意見表明したのか伺います。

十一月二十日、介護関係者主催の総合事業のシンポジウムがあり、参加しました。介護関係者約八十名が参加し、活発な議論が行われました。今般の省令改正に対し、住民ボランティアによる要介護者の援助にはリスクがある、また、ボランティアの善意が保険給付削減の動きに利用されているのではないかなどなど意見が出されました。省令改正に対し、区と当事者など区民、地域デイ団体、介護事業所などの協議や実態把握もないまま、八期導入は拙速であり、見送るべきです。今般の省令改正含め、総合事業の担い手不足など課題は多く、併せて検討を求め伺います。

ふじみ荘ついて

江口じゅん子

 次に、ふじみ荘です。利用者など高齢者の廃止への理解は依然得られておらず、不安、不満の声は高まっています。四月以降、大切な居場所を奪われた利用者をどうしていくのか、身近な地区での新たな高齢者施策について、参加と協働での検討と早急な提示を求めます。
 区長はさきの我が党の総括質疑で、領域を超えたプロジェクトチームをつくり、新たな高齢者施策や代替を示すと答弁しましたが、その検討状況と今後について伺います。
 また、それが整うまでの一定期間、多世代の居場所などとして、ふじみ荘の暫定利用の検討を求め、区長の見解を伺います。

保坂 区長

江口議員にお答えをいたします。

ふじみ荘廃止に伴う対応についてであります。

老人休養ホームふじみ荘は、昭和四十五年四月に開設して以来、五十年の長きにわたりまして多くの高齢者の方に親しまれてまいりましたが、今年度末をもって、さきの条例の廃止とともに廃止を決定いたしました。

利用者の皆様に向けた説明会でいただいた御意見、この間、大変多くの皆様から惜しむ声、継続できないのか、こういった声をいただきました。また、ふじみ荘の暫定利用を求める声があるということも承知をしています。

いただいた声を真摯に受け止め、利用者の方をはじめとした高齢者が安心して利用できる居場所の拡充やコミュニティーづくりへの支援策について取り組んでまいります。

まずは千歳温水プールなど、ふじみ荘に近く、共通した部分を持つ場について、これらの場のスタッフ体制などの課題を解決し、高齢者の活動及び居場所として、団体のみならず個人でも立ち寄れて使える、その環境の充実に向けた具体策を早急に示してまいります。

以上です。

松本 生活文化政策部長

私からは、新たな高齢者施策の検討状況などについてお答えをいたします。

老人休養ホームふじみ荘の廃止に当たりましては、利用者の他施設の利用支援や高齢者の地域参加促進施策などについて御意見を頂戴しております。区では、高齢者の孤立防止や健康長寿などの課題に対応するため、団体活動の活性化やAIを活用した地域活動支援などの施策を進めておりますが、加えて、居場所づくりの検討にも取り組むこととし、検討を始めたところでございます。

これらの検討に当たりましては、関係各部はもとより、社会福祉協議会、保健センター等の協力による検討会を設け、地域包括ケアの地区展開を踏まえた検討を進めてまいります。あわせて、ふじみ荘利用者や高齢者団体の皆様とも懇談するなど、御意見も伺いながら施策の構築を進めてまいります。

また、千歳温水プールの健康運動室や大蔵第二運動場などの見学会の実施、送迎バスの充実に向けた調整、施設のPRなども行いながら、ふじみ荘利用者の他施設利用の支援と高齢者施策の充実、検討を急いでまいります。

以上でございます。

調布の外環道の陥没事故に関して

江口じゅん子

 次に、調布の外環道の陥没事故に関してです。
 地上部に影響はないとした大深度地下の安全神話が崩壊した重大事故です。長さ約三十メートルの二か所の空洞も発見されました。我が党は先般、国交省に原因究明と徹底調査、また中止を含む抜本的見直しなど、申入れをしました。
 この間、外環道トンネル真上に住む方々の聞き取り調査をしました。野川両岸の喜多見七丁目の方々は、二年前、家の真下をシールドマシンが通過したときの振動はひどかったが、その後もずっと続き、震度二ぐらいの揺れを感じることもある。家の天窓にひびが入った、朝や夜に騒音がするなど伺いました。調布まで掘進しているシールドマシンが掘削した土砂が、トンネル内のトロッコなどで喜多見の土砂ピットまで二十四時間の稼働で運ばれます。トロッコなどの土砂運搬の騒音や振動が地上部に被害をもたらしていると考えます。
 また、成城三・四丁目の方々からは、陥没など起こる危険性を訴え、平成二十九年に陳情を出したが現実になった、恐怖で睡眠障害が続いている、また、徹底的調査や説明会、緊急対応見直しなどなど切実な不安、要望を伺いました。
 成城四丁目のある方は、自宅の庭に直径十センチ強の穴が二つ空いたとのことで、見せてもらいました。一メートル二十センチのさおが抵抗なく入り、底に届かず、NEXCOが来たが「雨のせいでは」と調査をしてくれないと訴えられました。国など事業者に対し、区として、区民の暮らしと安全を守るため毅然と対応していただきたい。
 騒音や振動被害、また庭に穴が空いたなど地域からの苦情や要望に、事業者は現地に赴き、徹底的調査、対策など早急な対応を求めること。
 また、区内の調査の早期着手と、特にボーリング調査実施を強く求めること。
 事業者は情報を出さない、説明不足など不満は強く、希望する誰もが参加できる説明会実施と世田谷区間掘進データの公開を求め、以上、伺います。

田中 道路・交通計画部長

私からは、外環道工事に関して三点併せて御答弁申し上げます。

陥没事象発生後、区長から直接外環事業者に対し、今回の事象に関する情報は速やかに区民へ公開すること、陥没事象等の原因が究明され次第、できるだけ早い時期に説明会を開催するよう強く求めております。

区からは、地域の御不安や御心配をお持ちの区民へは、分かりやすく丁寧な対応を迅速に行うこと及び、掘進が完了した区間の路面空洞調査等の早期実施について改めて事業者に求めてまいります。また、区といたしましては、事業者が実施している調布市内の陥没事象等の調査結果を踏まえた上で、区内におけるボーリング調査の必要性を確認し、事業者と協議してまいります。

議員お話しのボーリング調査の実施、掘進データの情報公開、説明会の開催の在り方については事業者に伝えてまいります。

以上です。

祖師谷団地建て替えついて

江口じゅん子

次に、祖師谷団地建て替えです。

JKKから建て替え計画が示され、この間、区による街づくり意見交換会も実施され、居住者や地域住民の不安、要望など伺っています。高齢居住者から、来年三月が退去の期限、JKKが紹介する物件は家賃が高く転居できない、夫の収入も不安定で、このままでは家も仕事もなくすかも。また、建て替え後の高い家賃では戻ってこられないなど、切実な声が寄せられています。

都やJKKに、転居に対し画一的対応ではなく、高齢居住者に寄り添った丁寧な対応及び建て替え後の住み続けられる家賃設定など求めていただきたい。

また、高齢者からは建て替え後、特養ホームなど高齢者施設を望む声があり、JKKへ要望を求めます。

街づくりでは、高層団地にしないでほしい、道路を広げ過ぎないでなど聞かれます。意見交換会に加え、多様な地域の声を、街づくり計画に反映するため、駅、まちづくりセンター、商店街などでのニュース掲示やネット活用など工夫を求め、以上伺います。

原田 砧総合支所長

私からは、公社の祖師谷住宅建て替えについて順次御答弁申し上げます。

まず、高齢居住者に寄り添った丁寧な対応と高齢者施設の設置についてです。

祖師谷住宅につきましては、令和元年五月に、おおむね三年後に建て替え事業に着手すると東京都住宅供給公社より居住者に周知されたところです。

この間、特に御高齢の居住者からは、新たな住居の確保や家賃水準など建て替え後の生活を心配する切実な声が区にも寄せられております。区では御高齢の居住者に寄り添った支援として、祖師谷地区における三者連携会議でのあんしんすこやかセンターが中心となった、部屋の片づけセミナーの実施や、社会福祉協議会の学生ボランティアによる買物支援の構想などに取り組んでおります。

また、祖師谷住宅の周辺にお住まいの方からは、地域の高齢化により建て替え後の住宅敷地の一部を活用した高齢者など福祉施設の設置の要望も受けております。

区といたしましては、必要な支援を継続する一方、居住者の移転や建て替え後の家賃水準など、居住者の不安の声に丁寧に対応するよう、東京都住宅供給公社に申し入れるとともに、高齢者等の福祉施設など地域にとって必要な施設の整備の可能性について、引き続き公社とともに検討してまいります。

次に、情報発信の多様な方策についてです。

区では、祖師谷住宅の建て替え更新を、祖師谷地区におけるまちづくりの契機の一つと捉えており、周辺の住環境などに配慮しながら良好な居住環境の形成に貢献できるよう、地区計画の策定に向けて取り組んでおります。

これまで、祖師谷住宅やその周辺にお住まいの方を対象とした街づくり意見交換会を二回開催し、更新される建物に関する御意見のほか、団地内の公園や広場、団地周辺の道路など、地域の利便性や防災性の向上に資する多くの御意見をいただいたところでございます。

一方、新型コロナウイルス感染予防の観点から、意見交換会への参加を見合わせる方もおられ、こうした方への対応として、インターネットでの意見交換会配付資料の閲覧や、電話、ファクシミリ等による御意見の受付など、多様な手段でまちづくりの情報発信や意見募集に取り組んでおります。

今後も、従来の説明会の在り方にとらわれない様々な情報発信の手段として、町会や商店街、区施設、広報板等へのまちづくり情報の提供、掲示や、インターネットを活用したまちづくり動画の配信など、情報発信のさらなる多様化に努めてまいります。

以上でございます。

江口じゅん子

祖師谷住宅の転居は、高過ぎて引っ越せないということですから、しっかりJKKに対策を求めてください。

また、外環道について再質問します。今般の非常事態に対し、地域の切実な要望、私のみならず、多くの会派が今議会でも質問をしました。事業者に求めていく、伝えていくということですが、やはりそのレベル感をしっかり上げてもらって、必要な対策を早急に取っていただきたいと思います。

過去、副区長は、地下水流出など、あったとき、自ら要請もされています。ぜひ今般の事態でも、副区長としてしっかり求めていただきたい。伺います。

岡田 副区長

再質問にお答えいたします。

この外環道の今回の陥没事象についてですが、これはこれまでも、他会派でも御答弁申し上げてきましたが、これまで南進を含めて、計画の早期実現に協力すると言ってきたのは、安全な工法であること、また、工事を進める上で周辺住民への情報提供や丁寧な対応といったことを条件にしてまいりました。

今回の事象は、この根本を揺るがすものであるという認識でありますので、先ほど部長から御答弁申し上げましたが、事業者に対して、この間も区長から非常に強く様々な要請をしているところですので、対応をしっかりしていきたいと思います。

以上です。

ひきこもり支援について

江口じゅん子

最後に、支援が必要な子どもなどについてです。

来年度、小学校二校、中学校一校での自閉症・情緒障害特別支援学級が設置をされます。先般、他自治体の支援級を視察し、特性に応じたきめ細かい支援などを見て、発達障害児が増える中、区として必要な学級であると実感をしました。しかし、区の案内ビラを見た保護者からは、行政の言葉が並び、どんなところか全く分からない。また、特別支援の固定学級に入る様々な不安の声も寄せられています。

設置の理由や、どのような教育を目指すのか、教育長の見解を伺います。

また、特性に応じた指導やインクルーシブの観点での共同学習などを求めます。

さらに、保護者や実際に通う児童生徒の不安や疑問に対し、ホームページ活用や見学会など求め、以上伺います。

また、ひきこもり支援についてです。

先般、「(仮称)ひきこもり支援に係る基本方針」策定に向けた検討状況が示され、積極的施策を評価します。相談窓口はぷらっとホームへ集中としていますが、現状ぷらっとは、増加する生活困窮者の窓口であり、十分な支援ができるか不安です。ひきこもりの相談、支援の専管組織設置を求め伺います。

以上で壇上からの質問を終わります。

渡部 教育長

自閉症・情緒障害特別支援学級の目指す教育について御答弁申し上げます。

子どもたちは、それぞれの個性に応じた教育を受ける機会を均等に与えられていなければならないと考えております。私は、全ての子どもたちに、そのニーズに応じた指導を提供し、子どもの力を最大限に伸ばす、多様で柔軟な仕組みを準備することが重要であると考えます。

例えば、自分の学びたいところから学んだり、教科を組み合わせて学んだり、多彩なプログラムが考えられます。その際に、その子に応じたプログラムを作成し、その学びを教育課程に合わせて組み合わせ、その子の力を最大限に伸ばすことが重要となります。

その仕組みの一つとして設立するのが自閉症・情緒障害特別支援学級です。それぞれの子どもたちが持つ素質を基に、その個性を生かし、子どもが意欲的に活動し、より充実した学びを推進できるよう、新しい学級を支援してまいります。

以上です。

澁田 保健福祉政策部長

私からは、ひきこもり支援についてお答えいたします。

区はこれまで、ひきこもり支援について、ぷらっとホーム世田谷やメルクマールせたがやなどの各支援機関で取り組み、実績を積み重ねてきたところでございます。来年一月に実施予定の、ひきこもりの理解促進セミナーで、ひきこもり支援の重要性や、区が策定に向けて取り組んでおります基本方針の必要性について理解を深め、区民に周知してまいります。

ぷらっとホーム世田谷は、生活困窮者への対応が増加しておりますが、基本方針の目標の一つを、相談窓口の明確化、支援機関相互の連携強化としており、ひきこもり当事者やその家族を支援していくための体制づくりの議論の中で、相談、支援の組織の在り方や必要な体制について検討し、ひきこもり当事者が自分らしく生きることができる地域づくりに取り組んでまいります。

以上でございます。

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