平成29年予算特別委員会 総括説明・総括質疑
2017年03月08日 江口じゅん子区議
外環道計画について
江口じゅん子 委員
私からはまず、外環道について伺います。
質問に入る前に、このパネルを見ていただきたいと思います。小さいので、理事者の方と、あと録画のほうで見られると思うんですが、これは平成二十四年、今から五年前に、区長が外環道事業の準備工事着手に当たり区有地使用の条件として国に出した七項目の要望事項です。これは大変重要なので、幾つか読み上げたいんですが、このように書いてあります。
要望事項、外環道計画については、長期にわたる経過を踏まえ、世田谷区として国に対して次の提案を求めたい。一、住宅、集合住宅の地下に築造される道路が地盤、地表に与える影響、また、地震や交通事故などの非常事態における予測される影響について、今後とも最近の知見による周辺住民への情報提供を求めたい。二つ目、大気質や振動、騒音、地下水の保全など、工事により懸念される環境への影響については、必要な調査、対策を講じるなど十分に配慮されたい。飛ばしまして五つ目、事業及び工事に関する地元要望への回答や意見の反映については、積極的に周辺住民との情報交換の場の設置や機会をふやすなど、誠実な対応に努めていただきたいと、七項目の中の抜粋ですけれども、こうした重要なことが書かれております。
私、シールドマシンの発進式が行われるなど事業が本格的に進展する中で、地元自治体の長としてこうした要望を事業着手に当たり出されたということは、本当に非常に重要だなというふうに考えておりまして、これを念頭に置いて、以下具体的に伺ってまいりたいと思います。
先ほど申し上げましたとおり、シールドマシンのほうが、現在十カ月間かけて初期掘削が行われている途中です。そして地上部では、それと並行して大規模な工事が行われております。ここにあるんですが、(「見えません」と呼ぶ者あり)見えないと思います。この写真のように地下ではシールドマシンの掘削が行われているわけですが、これが野川なんですね。地上部では野川両岸に土砂ピットヤードがつくられて、そしてここが発進式が行われました立て坑ヤードですね。東名を挟んでセグメントストックヤードをつくられていまして、この写真を見ると大変大規模ということがわかると思います。今はこのようにヤードが立っておりますけれども、もともとは家屋や工場、それから畑などもありまして、事業進捗ということで多くの方々が立ち退いて、これまでは野川が流れる本当に静かな住環境でしたけれども、一変している状況です。
シールドマシンは地下で二十四時間週六日稼働し、土砂を地上部に運びます。その土砂を一時的にため込むのがこの野川両岸につくられた土砂ピットになります。本格稼働すると最大で八千立米の土砂が地上部に排出されると。当然振動や騒音が発生するので、この野川沿いに土砂ピットヤードを覆う防音ハウスというのが――この青い部分なんですよね――つくられるわけです。この防音ハウスは、高さが十八メートル、そして長さは、こちらは大蔵五丁目側ですが、二百十メートル、こちらは約百五十メートルと、本当に巨大な建造物が今建てられております。
この防音ハウスの中ではどういったことが行われるかといいますと、掘り出された大量の八千立米の土砂が、こちら側では油圧ショベルが常設六台設置され、こちらでは油圧ショベルが常設八台設置され、十トントラックに土砂を運び入れて、仮橋などもつくられるんですが、東名高速に搬出されるというルートです。最大で一日延べ五千台のトラックがこの中をこのように運行するだろうと。本線シールドトンネルの契約は平成三十一年となっておりまして、工事は数年続くというのがこの概況です。
大変な作業ということで、当初の地元説明会では、二十四時間三百六十五日稼働ということで、本当に多くの不安、反対の声が寄せられました。昨年、私もその改善を要望し、議会質問をしましたが、ことし二月のシールドマシン発進しますよという説明会では、地下の工事に合わせて地上部の工事のほうも週六日稼働、日曜日はメンテナンス、つまり休むとする旨、改善説明がありました。
この防音ハウス、先ほど申し上げたとおり、建設真っ最中でありますが、先月来、このハウスのことで地元住民から情報提供がありました。その経緯を申し上げます。
高さ十八メートルの防音ハウスは当初、垂直な壁十八メートルがただだんと立つ予定だったんですね。しかし、地元住民からは、十八メートルがいきなり立つわけですから、圧迫感や日照問題、また景観が損なわれるなど、反対意見が相次ぎまして、何回かの地元説明会を経て、地上部の八メートルまでは垂直の壁で、それ以降は壁を斜めに設置するといった変更がありました。
ことし二月、地元住民の方から、説明会では八メートルと聞いていた防音ハウスの垂直壁、垂直の壁の高さがどうやら十メートルを超しているようだと情報提供が私のもとにありました。その後、この方が現地JVの工事の事務所長に確認をしたところ、場所にもよるが、確かに八メートルを超えて、十メートルぐらい高さがあるというふうに回答しまして、そしてその指摘を受けた四日後に、この八メートルを超えた垂直の壁の撤去工事が行われたということです。こちらにあるんですけれども、この白い部分が八メートルなんですね。ちょっとわかりにくいんですけれども、ここからがその八メートルを超えた十メートルの部分です。指摘を受けて、順次この白い部分が外されて、ここももう外されているということです。わかりますでしょうか。
このことに関して、まず区のほうで事実関係を確認したいと思います。
青山 道路・交通政策部長
委員お話しの防音ハウスにつきましては、仮称東名ジャンクション予定地内の土砂ピットヤードにおきまして仮置きされたシールドトンネルの掘削土砂をダンプトラックに積み込み、場外へ排出する際に生じる騒音などを軽減するための施設であり、本線トンネルの本掘進の際には土砂ピットヤード全体を覆う計画となっております。
一昨年、事業者により地域の皆様に向けた説明があり、防音ハウスの高さを十八メートルとすること、また、近隣への日照などへの配慮から、住宅地側の壁面八メートル以上の部分を斜めにし、採光パネルを使用する旨の説明がございました。御指摘の点につきましては、土砂ピットヤード内の仮橋や土砂改質機など必要な仮設備の設置に伴う粉じんや高所での溶接作業への対策が必要であったことなどから、一時的に一部の直壁部分の高さを十メートルとしていたと、事業者より聞いております。なお、直壁部分の高さにつきましては、作業の進捗に伴いまして、現在は地域の皆様へ御説明した計画どおりの高さ八メートルとなっていると聞いてございます。
本件につきましては、防音ハウスの完成に向けた過程における一時的なものではございますが、区といたしましては、地域の皆様に誤解が生じることのないよう、事業者には引き続き丁寧に説明することを求めたところでございます。
江口じゅん子 委員
住民の方からは、防音ハウスは自宅前に建設をされていて、日ごろから圧迫感や工事の騒音、また、日が照らないなどなど、さまざまな不都合を感じていると。説明会と違う高さに壁が立てられ、指摘したら撤去されたが、こちらが気づかなかったらそのままだったのではないか。説明会を繰り返し行う中で八メートルまでの壁となった経緯があるのに、不信を感じる、さらに、一度つくった壁や天井を外して無駄な作業をしているし、これは本当に税金の無駄遣いじゃないですかと、厳しい御指摘が寄せられました。
外環道は、これだけじゃなくて、さらに今後も大きな工事が続いてまいります。シールドマシン掘進に際して、先ほど二月初旬、砧小で説明会が行われまして、私も参加しました。参加者からは、二〇一二年、平成二十四年、過去五人の死亡者を出した岡山県倉敷市のシールドトンネル工法による海底トンネル事故を引き合いに、本当に大丈夫なのか、万一この地域で事故が起きたとき、どういった対策をとられるんですかと、多くの不安や質問、反対の声も出されました。
重要なのは、区は地元自治体として地域住民の環境、そして暮らしを守る立場で、先ほど、部長に区として事実関係を聞いたところ、地域の皆様に誤解が生じることのないよう引き続き丁寧に説明することを求めたとおっしゃっていただきましたけれども、そういう働きかけは本当に大切だと思うんですね。
こうした中、区長が事業開始前に出されたこの七項目の要望、本当に大きな意味を持つと思います。こうした要望を事前に区長が出していることが、先ほど、住民の方が指摘したら、直ちに防音ハウス、八メートルを超えたところを取るとか、それから、二十四時間三百六十五日の稼働が日曜メンテナンス、いわば休みとなった、そうしたことにも結果として改善につながったのではないかと思います。
また、外環道に関しては、工事現場から見つかった殿山横穴墓遺跡に関して、保存を望む地元住民の声を区長が国に要望したからこそ、活用検討委員会もつくられ、一月末には答申も行われました。本当に区長の働きかけは大変重要で、そして一つ一つ効果もあるかなというふうに思っているんですが、ぜひ区長にはこの七項目の要望の立場で、地元の暮らし、環境を守るため、国、事業者に要望を発信していただきたいと思いますが、区長の認識を伺います。
保坂 区長
外環道の事業につきましては、いよいよ本格的にシールドマシンが掘削を始めるという段階になりました。私もその直前に外環事務所長の御案内のもと、地下までおりて、シールドマシンの非常に大きな規模と、そして今、委員が御説明なさった事業全体の仕組み、これを実際に歩きながら、見ながら説明を受けてまいりました。
これまで、平成二十三年の十二月に区有地を外環事業のために供するに当たって、今、委員御紹介いただいた要望事項ということで、七項目の事項を条件に区有地を提供しますということでやりとりをしてまいりました。そして、この二日に私が関東地方整備局整備局長へ伺って、これは東名以南について早く協議の内容を示し、また、世田谷区は当事者として意見表明できる機会を早急につくるべきだということを主に申し入れましたけれども、同時に、シールドマシンが本格的にどんどん動き出すまでに準備で若干時間はかかると聞いておりますけれども、やがて住宅地の直下を掘り進んでいくことになります。そこで、その騒音、振動等、日本で初めてというよりは、世界でこういった例はないので、ぜひ慎重に、かつ丁寧な説明と、住民に対する対応を改めてお願いしたいということを申し上げてきたところでございます。
今後とも、この生活環境七項目に示した心配事が未然に解決できるように、区民に対応していただきたいと、働きかけとその対応を得ていきたいというふうに思っております。
二子玉川地域について
江口じゅん子 委員
次に、二子玉川地域に関して二点伺います。
まず、再開発による危険な風害について伺います。
再開発の高層ビルがつくられた平成二十三年前後から、地元の方々からはこの危険な風害を何とかしてほしいという切実な要望が寄せられ、地元の方中心に粘り強い運動も取り組まれております。私は議会でたびたび、このビル風のひどさを何度も申し上げましたけれども、ことしは春一番、春二番と吹きまして、現地も大変な状況でした。
春二番が吹いた二月二十日、多摩堤通り沿いの現地を私も歩いてまいりました。玉川一丁目に渡るためには多摩堤通りを渡らなくてはいけないんですが、そこが本当に強風がひどいんですね。こんな春二番が吹いた大変強い日でありますが、高齢の御夫妻やベビーカーを引いたママとかがやはりいらっしゃって、多摩堤通りを渡りたいんですが、もう動けないんですね。警備員に介助され何とか横断をしたり、それから、成育医療センターや日産玉川病院に行くためのバス停がありますが、高齢者の方が多いと、こんな強風の日は風よけパネルも効果はありませんで、本当に皆さん、吹き飛ばされないように、高齢の方も含め固まっている、踏ん張っているのを目の当たりにしてまいりました。
私自身、改めて危険なビル風であって、外来者の多いこの地域で、このビル風による大きな事故がいつ起きても不思議ではないと痛感しました。繰り返し議会で、特に交通広場など風対策の必要性を求め続けてまいりましたが、この間の具体的な進捗状況について伺います。
渡辺 都市整備政策部長
この間の風対策の進展状況ということでございますけれども、区では、特に住民要望の強い、今お話にありました交通広場のバス待ち合いスペースの改善等につきまして、形状ですとか配置などを含めまして、道路管理者と調整をしてきております。現在はバス事業者とその協議を始めたというところでございます。
また、二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議から提案を受けた風対策についてでございますが、二子玉川東第二地区の市街地再開発組合におきましては、平成二十八年の六月に組合と区で交わしました覚書に基づきまして、これまで多摩堤通りの東陸閘付近、横断歩道の設置及び迂回路の利用促進標示の工事を先行実施ということで行ってきております。現在、交通管理者であります警視庁が、年度内の横断歩道の完成を目指しまして、信号機の設置の手続を進めているというような状況でございます。
江口じゅん子 委員
要望の強かった交通広場のバス待ち合いスペース、具体的に事業者と協議を始めたところというので、重要な一歩だと思っております。
区長は就任後から、風害問題を何とかしてほしいという地元住民の声を受け、各対策に取り組まれてまいりました。幾つか列挙しますが、多摩堤通りやバスロータリーなどがある交通広場などに風よけパネル、植栽、警備員の配置、また迂回路整備、一定の対策をとられたと思います。そして、先ほど申し上げたとおり、バス待ち合いスペースのことについても一歩踏み出したと。さらに風対策の専門家委員会がつくられ、科学的にこのビル風によって危険な風害が生じているということが立証されたのは大変重要だと思っております。
しかし、まだまだ引き続きな対策が必要だと、地元の方から伺っております。区長も昨年末、実際地元の方々にお会いして直接要望を伺ったと聞きますが、その受けとめや、今後どのようにこの問題に取り組んでいくのか伺いたいと思います。
保坂 区長
二子玉川東地区市街地再開発事業の第一期事業が進んできまして、風が大変強いということで、区としては再開発組合と協議しながら、今御紹介いただいたような風対策パネルや防風植栽等の対策を行ってきました。しかしながら、住民の皆さんの声によると、強風時に転倒する場合がある、あるいは吹き飛ばされそうになるので、この風の強さは体験しないとなかなかわからない、こういった声を受けて、風工学の専門家にお願いをいたしまして、二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議を設置いたしまして、年間における季節ごとの風の強さ、風の方向、渦巻きといったものをコンピューターで全部はじき出す。こういった結果を踏まえて、強風域を回避できる迂回用の横断歩道の設置や歩行補助誘導員の配置などを行ってきました。
現在、再開発組合から継承したのが二子玉川ライズ協議会ですので、このライズ協議会に対して、引き続きこの風問題は大変大きな問題ですよということで注意を促し、二子玉川東地区の風環境の改善に少しでも資するように、必要に応じて今後も対応してまいりたいと思います。
江口じゅん子 委員
前向きな答弁をお伺いしましたけれども、今区長がおっしゃられたとおり、昨年十二月、二期の再開発組合が解散し、今後、風害問題など、こういった具体的な問題を話し合うのは、後継団体のライズ協議会となりますけれども、その後継団体のライズ協議会と区は、今後どのように協議の場を持っていくのかお伺いします。
渡辺 都市整備政策部長
後継団体との今後の対応でございますけれども、二子玉川東第二地区の市街地再開発組合は、昨年の十二月に東京都に解散認可を受けたという状況で、現在、清算手続という段階でございます。区と覚書を交わした風対策につきましては、商業施設街区の各管理組合や鉄道街区の管理者から構成されております、お話にありました二子玉川ライズ協議会に継承されたという状況でございまして、区といたしましては、今後も必要に応じて覚書に基づきまして、継承先である二子玉川ライズ協議会に協議などの申し入れをしてまいるなど対応してまいります。
江口じゅん子 委員
地元の方からは、ぜひこの問題を改善していただきたい、しっかりと期限も含め計画案を提示してほしいと、本当に強い御要望を聞かれております。地元の方は区長に期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。
次に、都立玉川高校跡地について伺います。
私は、昨年の第一回定例会で、都立玉川高校跡地活用について伺いまして、その際、御答弁で、ことし、つまり平成二十八年七月を目途に、区の跡地活用の方向性について議会に報告し、都に要望していく予定と答弁されましたが、その後の進捗状況について伺います。
板谷 政策経営部長
旧玉川高校跡地につきましては、同敷地を含む駅周辺のまちづくりへの協力を、所有者であります東京都に働きかけているところでございますけれども、本格的な協議に入るまで、いましばらく時間を要する見込みで、引き続き働きかけを続けてまいります。
江口じゅん子 委員
進展はないということでしたけれども、地元の方は大変要望し、そして、今後の協議も期待、注目しているので、ぜひ都にその要望を伝え、議会にも適宜御報告をお願いしたいと思います。
区営住宅の指定管理者変更について
江口じゅん子 委員
最後に、区営住宅の指定管理者変更について伺います。
昨年、第三回定例会で区営住宅、区立ファミリー住宅、高齢者借上げ住宅の指定管理者をトラストまちづくりから東急コミュニティーへ変更する旨、条例提案が行われ、可決されました。我が党は、指定管理者変更に伴い、入居者の個人情報の取り扱い、管理体制について不安があることなどを指摘し、反対をしました。私、この質問をするに当たり、改めて都市整備委員会での議事録を読み返しましたが、多くの会派から、賛成ではあるけれども、入居者は高齢者、障害者などが多く、変更によって不安、混乱を招かぬよう丁寧な対応をすること、こういった要望する意見が出されておりました。
さて、ことし二月、各区営住宅に区から、ここにある世田谷区営・区立住宅指定管理者の変更についてという文書、A4一枚ですけれども、各戸に配付されました。その数日後、トラストまちづくりから「住まいる通信」、これはトラストまちづくりが定期的に入居者に出している連絡通信ですが、配付されまして、これはほとんど同じ内容なんですが、非常に簡単なんですね。指定管理者が下記のとおり変更になりますと。新指定管理者は東急コミュニティーですよ、四月一日以降はこの窓口に連絡してくださいと、本当に簡潔に書かれておる文書です。
この文書が配られた後、ある区営住宅にお住まいの連絡員の方から連絡が入りました。急に指定管理者がかわるという文書が来て、各戸に配ったが、これはどういうことか、私たち入居者には何の経緯も説明されていない、連絡員をしているので、隣近所からどういうことと聞かれるけれども、何も聞いていないし答えられないんですと。この住宅には高齢世帯も多く、ひとり暮らしで認知症の人もいる、日本語が不得意な外国人もいる、区の対応は余りにも不親切じゃないですか。また、トラまちの人に聞いたら、五年たったらまた違う指定管理者になるかもと言われ、そのたびに個人情報をやりとりされることに負担があるとも言われておりました。
議会で指摘されていた懸念が現実に今、入居者の方から聞かれていますが、区は指定管理者変更に際し、居住者の方々へ丁寧な周知、対応を行うべきと考えます。区の見解をお伺いします。
渡辺 都市整備政策部長
区営住宅等の指定管理者の変更についてということで、その周知ということでございますけれども、区営住宅等の指定管理者の変更につきましては、昨年の十月一日に決定されまして、それ以降、区は新旧の指定管理者との三者協議や調整を重ねまして、円滑な業務の引き継ぎを進めるとともに、本年二月には、区から全居住者に、委員お話しありましたように、指定管理者の緊急連絡先の変更についてのお知らせということで配付をさせていただきました。また、世田谷トラストまちづくりにおきまして「住まいる通信」という形で全居住者に配付を行って周知を図ってきたところでございます。
その中で、指定管理者が変更しましても、修繕の対応や居住者からの各種届け出などにつきましては、これまでと変更がないということもお知らせをしてございます。また、各住宅の自治会や居住者からのお問い合わせにつきまして丁寧に御説明させていただいているというような状況でございます。
今後ですけれども、新年度に入りまして、順次、区及び指定管理者によりまして各住戸への巡回や御説明を行う予定でございます。また、早い時期に新しい指定管理者による「住まいる通信」の配付を行いまして、その中に各居住者の御心配な点なども記事を掲載させていただき、次の発行において主な質問に対する御説明などもあわせて、さらなる周知を図っていきたいということで考えております。
お話しのように、居住者の皆様には御高齢の方々も多いという状況がございますので、今後も区といたしましては、居住者の皆様方がこれまで以上に安心してお住まいになれるよう、丁寧な周知や御説明に引き続き努めてまいります。
江口じゅん子 委員
よろしくお願いします。
