平成27年予算特別委員会 都市整備委員会所管質疑

2015年03月18日 江口じゅん子区議

駐輪場におけるチャイルドシートつき自転車スペースについて

江口じゅん子

私は、まず、駐輪場におけるチャイルドシートつき自転車スペースについて質問を行います。

区は、このたび子育て応援都市世田谷を宣言し、来年度は二千人分の保育所整備、また在宅子育て支援の拡充など、予算化をされています。
そこで、子育て世代を応援する積極的な施策として、区内駐輪場におけるチャイルドシートつき自転車スペースの確保について、提案、要望いたします。
チャイルドシートつき自転車は、シート、そして子どもの体重、これを加味すると相当な重量になるということで、今電動自転車を選択する方が多くなっています。
メーカーによっても異なりますが、重量が三十キロ以上のものもあります。重い、そして幅をとるため、駐輪場の二段式ラックの上段に入れることは、特に女性ではまず無理と言っていいと思います。

保育園に子どもを連れていって、そこから駅の駐輪場にとめるのに二段式ラックの上段しかあいていない、自転車を置けない、何とかしてほしいという子育て世代からの声が寄せられています。

また、シルバー人材で実際に駐輪場の管理をされている方からは、場所をとるチャイルドシートつき自転車に対して、ほかの利用者から、幅をとるので、自分の自転車がとれなくなったとか、そういった苦情が多く、何とかならないかとの声も寄せられています。

ここでお伺いしますが、駐輪場におけるチャイルドシートつき自転車スペースの確保についての区の認識をお伺いいたします。

春日谷 交通安全自転車課長

現在、区立の自転車等駐車場は四十八カ所ございますが、区ではこれまで特に自転車の種類にかかわらず、より多くの自転車を収容することを目的に駐輪場を整備してまいりました。

しかしながら、御指摘のとおり、子育て世代の増加に伴いまして、チャイルドシートつきの大型自転車が近年ふえてきております。
このような大型自転車は、既存の自転車用ラックにおさまらないことが多く、またお話しのとおり、電動つき自転車となりますと重量もかさむため、二段式ラックの上段に入れるのは困難という状況がございます。

これまで区といたしましては、子育て世代の要望に応え、既存ラックを撤去し、大型自転車用の駐輪スペースを確保するなど工夫をしてまいりました。
また、本年四月開設予定の世田谷駅南自転車等駐車場などの今後の新規施設におきましては、幅広のラックを導入する計画でございます。

今後とも子育て世代を応援するという観点も視野に入れながら、既存施設の改修も含め、駐輪場の整備に努めてまいりたいと考えております。

江口じゅん子

今の御答弁で、子育て世代の要望に応え、既存ラックを撤去し、大型自転車の駐輪スペースを確保することを現在も進めているということです。
この実際の改修工事についてちょっと具体的にお伺いしたいんですけれども、例えばこれはどういった計画で進めているんでしょうか。
区民の方が、私はこの駐輪場を使っていて、大型自転車を置くスペースをつくってほしいとか、そういった声があればすぐに対応するんでしょうか。ちょっとそこをまずお聞かせください。

春日谷 交通安全自転車課長

お話しのとおり、子育ての方からチャイルドシートつきの大型自転車のスペースがなかなかとめられないというお話の要望を受けまして、その御要望にお応えするような形で整備をしているという状況でございます。

江口じゅん子

要望に応えるという形で順次進めているということで、それも子育て世代にとっては非常にうれしいというか、大切なことだと思っています。
駐輪場は、どの程度を大型自転車用駐輪スペースとして今現在、そしてこれからも世田谷区は整備する予定なのかお伺いします。

春日谷 交通安全自転車課長

先ほど区の四十八カ所の駐輪場のうち、平成二十六年までに十九カ所の駐輪場におきまして、ラックを一部撤去し、大型自転車用のスペースを確保してきたということでございます。

また、平成二十五年度に移設いたしました新代田、代田橋の駐輪場、さらには来月オープンいたします世田谷駅南駐輪場におきましては、大型自転車用のラックを設置しており、開設予定のそちらの世田谷駅南駐輪場を含めますと四十九カ所中、計二十二カ所の駐輪場において大型自転車への対応をしているところでございます。

今後のスケジュールにつきましては、各駐輪場の収容台数や利用状況、また利用者からの要望などを勘案しながら、整備改修をしてまいりたいと考えております。

江口じゅん子

要望に応えて、これからのものも含めて二十二カ所、駐輪用のスペースを整備すると。全体のスペースのうち約二割をそれにとっていくというふうに伺ってもおります。

しかし、要望を受けて順次改修する、それは必要なことではありますけれども、それでは、区立の駐輪場、いつになったらその改修が全部終わるのか。
そして、私たちは区立の駐輪場だけではなく、区内の鉄道、そして民間も含めた全ての駐輪場にこのチャイルドシートつき自転車スペースの確保、これを求めたいと思っているんです。
その計画をぜひこれからつくってほしいんですけれども、その計画の目途として、区では、平成三十二年四月の開設を目指して、今後、保育所二万人整備を目標として掲げております。

この整備計画のとおり保育園ができれば、その分、送迎のチャイルドシートつき自転車はふえます。大型自転車用駐輪スペースのニーズはこれからますます高まる、こういったことも考えられます。

子育て応援都市世田谷を宣言して、その具現化として、平成三十二年四月開設保育所二万人分整備を見越して、既存、新規を含め、区内駐輪場の、民間も含めた大型自転車用駐輪スペースの確保を計画的に進めることを求めますが、区の答弁はいかがでしょうか。

春日谷 交通安全自転車課長

お話しのとおり、子育て世代の増加に伴いまして、チャイルドシートつきの大型自転車がふえている傾向にあることは区でも十分認識しているところでございます。

先ほど御答弁させていただきましたように、さまざまな要素も勘案しながら、可能な限り大型自転車駐輪スペースの確保に努めていきたいということで考えております。

また、民間の駐輪場に関してでございますけれども、私どもの自転車条例におきまして、大型店舗に対する駐輪場の義務づけをする附置義務の制度、また民間駐輪場への整備に対する助成制度というものがございます。
これらの協議の段階、協議の機会を捉えまして、そうした民間事業者のほうにも伝えていきたいというふうに考えてございます。

江口じゅん子

可能な限りということではなくて、今後、保育所はふえるというのはもうわかり切ったことですし、そのときに送迎の大型の自転車はふえる、これもわかり切ったことですので、ぜひ早急に計画性を持ってこれを進めていただきたいということを要望しておきます。

そして、平成二十七年四月、今、課長さんの御答弁でもありましたけれども、世田谷駅南自転車等駐輪場が間もなく開設予定です。
六十台の置き場のうち、大型自転車用駐輪スペースは十六台確保されています。しかし、料金設定が、大型自転車用駐輪スペースは七時間百円なのに対し、一般車は八時間百円となっているんですね。

子育て世代から何で同じ料金じゃないのかと、値上げじゃないのかと、そういった声を頂戴しております。
大型自転車用駐輪スペースも一般車と同じ料金設定にするべきです。

区の見解をお伺いします。

春日谷 交通安全自転車課長

区では、自転車等駐車場の管理運営に関しましては、民間のノウハウを活用し、区民サービスの向上を図るため、指定管理者制度のほうを導入してございます。
したがいまして、利用料金につきましても、条例の限度額の範囲内におきまして指定管理者が設定したものでございます。

このたび開設いたします世田谷駅南駐輪場の利用料金につきましては、お話しのとおり、最初の二時間が無料です。
それ以降は、普通自転車が八時間ごとに百円であるのに対し、大型自転車が七時間ごとに百円となっております。指定管理者がこのように料金設定をした意図でございますけれども、大型自転車の利用料金の値上げということではなくて、無人駐輪場の大型自転車のために設置したラックに普通自転車が駐車することを防止することにあります。

いずれにいたしましても、御指摘の利用料金につきましては、恒久的なものではなく、指定管理者としましても、利用者の声をお聞きし、それを反映していくという意向もございます。

区といたしましては、利用料金について、駐輪場を運営していく中で、指定管理者と協議、調整してまいりたいと考えております。

江口じゅん子

恒久的なものではないし、利用者の声を聞いて検討するという構えが指定管理者にもあるということですので、ぜひ区からは、子育て応援都市世田谷ということで、一般料金と同じ料金設定を求めていってほしいということを要望します。

外環道について

江口じゅん子

それでは次に、外環道について伺います。

私は、昨年十一月の代表質問で、九月から続いている立て坑工事のロット沈下時の振動被害について質問を行いました。この間、NEXCOに地元住民からの強い苦情、改善要望が寄せられて、工法改善も実施をされましたが、いまだに振動被害が続いています。
これは区によると、今現在四十メートル掘削されているということなんですけれども、その四十メートルの工事の振動が地上に上がってきて体感を受けていると。

つい最近も大蔵五丁目の住民の方から寄せられましたけれども、座っていてずるっと滑るぐらいの振動があったと。これが一日二回、しかもこの工事は無休ですから、毎日そういったことで振動被害があります。

昨年十一月、十二月には、事業者による振動調査が行われました。十二月調査の結果については、一月末に説明をすると事業者から地元の方々に話されています。
しかし、それが三月下旬現在になっても一向に開催されない、いつ行われるのかわからないまま時が過ぎております。住民の方、この結果の説明を待っています。
これをもとに家屋への被害調査を求めたいとか、この九月から続く振動によって、当初は、おうちの正面ドアがきちんと閉まらなくなったと。それから工法を改善されて、閉まるようになったけれども、やはり自分の家で振動による被害が起きているんじゃないかというような声も寄せられています。そして、このまま説明もなく工事が終わってしまうのではないかといった御心配の声もいただいているんです。

この立て坑工事の工期は四月末までというスケジュールになっています。作業員の死亡事故などもあり、延長もあるかもしれないとも言われておりますけれども、しかし、工期は四月末まで、地元への説明はいつ行われるのでしょうか。
区として把握をしていますか。そして、早急な説明会開催を求めます。

あわせて、結果は広く住民への説明を行うことを求めますが、区の見解をお願いいたします。

青木 道路計画・外環調整課長

東名ジャンクションの立て坑設置工事は、ニューマチックケーソンという工法を用いて、コンクリート製の箱を地上でつくりまして、それを順次地中に沈めていくという工事であり、その過程で振動が発生しているというふうに考えてございます。

この立て坑設置工事における周辺住宅への振動につきましては、工事の施工者である中日本高速道路株式会社、これはいわゆるNEXCO中日本が昨年の十二月に計測調査を行いまして、現在、計測データの解析や取りまとめを行っているということでございます。結果がまとまり次第、周辺住民に対して公表していくというふうに聞いてございます。

区といたしましては、工事等の内容について、周辺住民に対してわかりやすく説明し、理解を得ながら進める必要があると考えており、調査結果につきましても、できるだけ早く公表し、住民の不安を取り除くよう、外環事業者に対し働きかけを行ってまいりたいと思います。

江口じゅん子

説明が行われたからといって、この振動問題が解決するわけではないんですよね。
区長は、今予算特別委員会の総括で、今起きている問題に対して、住民の生活を守る立場で行動していくと、こういったことを表明されていますけれども、ぜひこの振動問題の解決を区として積極的に求めますが、いかがでしょうか。

青木 道路計画・外環調整課長

立て坑工事の施工者である中日本高速道路株式会社からは、振動を軽減するため、掘削機械の一部を改良したり、ケーソンの底の部分を掘削する際に、一部小山状にクッションとすることで沈下の衝撃を緩和する対策を実施するなど、工事工法を工夫し、振動の軽減に努めているところというふうに聞いてございます。

区は、これまで外環事業者に対し、振動の軽減策を検討し、速やかに対処することや影響のある住民の方々に対して積極的に対応するよう要請してきているところでございます。
区といたしましては、今後とも区民を守る立場から、事業者に対して必要な説明を求め、影響のある地域の方々に対し、丁寧に対応していくよう引き続き働きかけてまいりたいと思います。

江口じゅん子

先ほども申し上げたんですけれども、死亡事故などの影響もあって、地元では工事の工期の延長、こういったことが言われております。

最後に、工期を延長するのならば、必ず地元住民へその旨、説明会というような形で広く説明することを区は要望することを求めますが、区の見解をお願いします。

青木 道路計画・外環調整課長

区といたしましては、調査結果をできるだけ早く取りまとめ、地域に公表し、先ほども申し上げましたが、影響のある住民の方々に対しまして御理解が得られるように、適切に対処するよう、引き続き事業者に対して求めてまいりたいと思います。

江口じゅん子

工期を延長するならば、必ず地元住民の方に広く説明を行うこと、それは区はちゃんと求めてください。要望しておきます。

二子玉川再開発について

江口じゅん子

そして次に、二子玉川再開発について伺います。

まず、まちづくりについて伺います。

再開発によって、この地区では特に現役子育て世代での人口がふえています。それにもかかわらず、この問題は多くの会派が取り上げていますが、この地区では、区民集会施設、図書館、児童館など公共施設が不足しています。
さらに、二子玉川地区会館がある場所に、平成三十年度開設予定で出張所、あんしんすこやかセンターが整備されるため、ただでさえ少ない集会施設が、この二子玉川地区会館が数年後になくなってしまうと。公共施設整備の要望は大きく、住民からはその整備ができそうな場所の候補の提案が区にも行われていると聞いております。

ここでお伺いしますが、二子玉川地区の人口増加は明らかで、現在も、そしてまた今後、さらに集会施設など、公共施設の不足が起きております。人口増加に対応したまちづくりをどのように行っていくのでしょうか。
この問題は、福祉とかさまざまな領域が関与するので、ぜひ副支所長にお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。

本橋 玉川総合支所副支所長

二子玉川地区におきましては、新たな基本計画によりまして、広域生活文化拠点として位置づけるともに、また、今年度末策定予定の玉川地域整備方針におきましては、アクションエリアとして位置づける予定でございます。
その中で、商業、業務、文化、交流、レクリエーション等、さまざまな機能を備え、にぎわいと居住、自然環境の調和がとれた魅力ある拠点となるよう積極的に取り組むこととしております。

このたび東地区再開発の竣工、そして二子玉川公園の三期工事の完了が目前となりましたが、町が大きく変遷する中で、この間、地元町会を中心に二子玉川の百年先を見据えた情報交換の場である二子玉川百年懇話会を初め、福祉や教育、環境といったさまざまな視点からも、区民、事業者等、そして区が協働してまちづくりに取り組んできたところでございます。

お話しの公共施設の整備につきましては、こうした町の情報を区の関係所管とも共有しながら取り組んでまいりましたが、これまで保育環境や教育環境の整備に努めるとともに、来月には図書館カウンターが開設となります。
また、用賀出張所二子玉川分室をまちづくり機能を持った出張所として整備するなど、公共施設整備方針に基づき整備していくこととしており、あわせて区民集会機能についても検討していく予定となっております。

今後、さらなるにぎわいを見せます二子玉川地区の魅力アップに向けまして、エリアマネジメントの取り組みなど、区民、事業者等との協働によりまして、ハード、ソフト両面にわたってのバランスのとれたまちづくりに一層取り組んでまいりたいと考えております。

江口じゅん子

あわせて区民集会機能についても検討を進めてまいる予定ということなので、ぜひお願いしたいと思います。

きょうは都市整備所管なので、これ以上は質問しませんけれども、先ほども言ったように、住民からはその整備ができそうな場所の候補の提案が行われております。
民間の土地でしたら、早く着手をしないと、売却とか、ほかの方法に使われてしまうんじゃないか、こういった不安の声も寄せられています。

ぜひ玉川総合支所の街づくり課から、関係する政策企画課など、そういったところにもこういった声を届けてほしいということを要望します。

二子玉川再開発のビル風被害について

江口じゅん子

そして次に、二子玉川再開発のビル風被害についてお伺いします。

昨年末、ビル風被害の対策などを検討する専門家会議の約二年にわたる報告が出され、住民報告会も開かれました。専門家会議の提案した防風対策としては、危険なビル風が吹く場所が多摩堤通り沿いに三カ所あり、それぞれ防風パネルなど対策が提案をされています。

特に危険なビル風でけが人が出ている多摩堤通り沿いの西陸閘横断付近の対策としては、これは私も聞いてちょっと驚いたんですけれども、多摩堤通りを覆うひさしを高層ビルにつける案が提示をされました。
何でひさしなのかということなんですが、要するにこのビル風の原因は、南寄りの風のときに、再開発の高層ビルに吹きつけた風が建物に沿って下降してくる、それが危険なビル風の主な原因なんですね。この下降してくる風に対して、多摩堤通りを覆うことによって風を遮る、そういったことで風の抑制をする、こういった提案が行われました。

ただ、この提案に対して住民の方からはさまざまな意見が寄せられています。ひさしがつくことで玉川一丁目の地域に新たな被害を生むのではないかという声ですとか、ひさしだけではなくて、地下道やまたエレベーターがついていて、さらにカバーで覆われた歩道橋などもあわせて検討してほしいと、そういった声が寄せられています。
そして、そこで暮らし、日々ビル風を体感している住民の声をよく聞いて対策を検討してほしいとの声も寄せられています。

ここでお伺いしますけれども、専門家会議の報告を受け、事業者はいつ対策提案を行うのでしょうか。

現在の進捗状況はどうなっているんでしょうか。そして、今後のスケジュールを明らかにしていただきたいと思います。

佐藤 拠点整備第二課長

二子玉川東地区再開発の建築物設置工事に伴うビル風につきましては、再開発組合に対策実施を要請し、これまで街路樹の大型化、風よけパネル、注意喚起用回転灯の設置など、事業者負担によりさまざまな対策措置が実現しております。
しかしながら、ビル風には明確な規制値がなく、また、さらに効果的な対策の検討のためには高度な専門性を要することから、区では、風工学の専門家による会議を設置して、現状分析と対策検討を依頼し、昨年十一月に最終報告をいただいたところでございます。

再開発組合は、専門家の最終報告をもとにした区の要請に応えまして、Ⅰb街区南側の多摩堤通りのビル風を全体的に改善する対策について、区が設置した専門家会議が示した方向性で検討を進めております。

ただ、専門家会議の示したコンピューターシミュレーションを踏まえた風洞実験には高度な調整を要するなど、現在、検討に時間を要しておる状態でございます。

区からは、今月末には実験結果のまとめを区に示すように強く申し入れているところでございます。今後、その状況を見てさらに対応を考えていくことになろうかと考えております。

江口じゅん子

この事業者提案の回答というのは、もうずっと延び延びになっているんですね。今月末にはまとめを示すように強く申し入れているということなので、早急にそれをお願いしたいと思います。

そして、事業者からの対策提案に対しては、この問題でこれまでかかわってきたというか、説明を受けてきた町会など、関係者への説明する場を設けることを求めます。

そしてさらに、先ほどもそこで住んでいる住民の声をよく聞いて対策をとってほしいということを出されていますから、今後も事業者には、住民の意見を聞く場を設けることを求めますが、区の見解はいかがでしょうか。

佐藤 拠点整備第二課長

ビル風対策の進捗状況等につきましては、これまでも区のホームページを初め、時には町会掲示板を拝借するなどにより地域にお知らせをしてきたほか、個別のお問い合わせについても丁寧にお答えをしてまいりました。

再開発組合も、地域からの御質問等には丁寧に対応する旨、これを約束しておりまして、区では、今後もビル風対策の進捗状況等について、町会を初めといたしまして、地域に適切にお伝えてしていく考えでございます。

江口じゅん子

お伝えするだけではなくて、ぜひ地元の住民の方の声を聞いてほしいと、そういう場を設けてほしいということなので、区からもその要望をお願いいたします。

このビル風のすごさというのが、そこに住んでいる方じゃないとなかなか実感できないというところもあるかと思うんですね。
そういったことで専門家会議では、どれだけすごいかというのを住民の方が撮影された被害状況のDVD、これを視聴するということで知ってもらう、そういった取り組みも行われました。私もそのDVD、同じものを拝見しましたが、改めてビル風のすさまじさ、驚きました。

最もビル風の被害がひどい多摩堤通りを横断する西陸閘横断歩道を渡るのに、高齢者の方が風に倒されないよう、誘導員が腕をとって支えて一緒に横断歩道を渡る姿ですとか、それから同じ西陸閘横断歩道、玉川一丁目には福祉作業所がありますけれども、そこに通う障害者の方が、職員の方の付き添いのもと、横断歩道を渡っています。

横断歩道の真ん中でその障害者の方はパニックを起こして座り込んでしましました。
風はびゅうびゅう吹くし、そのうち青信号が赤信号に変わって、その障害者の周りに多摩堤通りの車がびゅんびゅん横断する、本当に危ない、そういった映像も映されています。

また、東陸閘横断歩道、同じく多摩堤通りを横断する横断歩道ですが、そこで信号待ちをしていたチャイルドシートに子どもを乗せた自転車が、風に倒されて自転車ごと子どもとお母さんが転倒する姿などなど、そのDVDには記録されています。本当に危険なビル風被害がもう何年も続いているんですね。

専門家会議では、住民のヒアリングも行われています。その発言を一部紹介しますと、高齢者は自分の身を守るためには、強風時は外出しないでいると。

これは今現在、植栽とか、一定の対策がとられた上でもそういった状況なんですね。多摩堤通りを挟んだ玉川一丁目、福祉作業所とかある玉川一丁目は、商店がないため、買い物、駅に行く、バスに乗るにはどうしても陸閘を通るルートに頼ることになる。
生活のためにはどうしても通らなければならない場所、毎日毎日不安に思う気持ちを改善してもらいたい。もう三年――このヒアリングを行ったのは平成二十五年なので、間もなく五年になりますが、もう三年も我慢をしている、こういった声が出されています。

一体住民はいつまで危険なビル風被害を受けなくてはならないのでしょうか。

一刻も早く事業者に対策をとらせることを強く求めます。区の見解をお伺いします。

佐藤 拠点整備第二課長

区といたしましては、実験結果の提示に引き続き、具体策の提案を急ぐよう再開発組合に強く促し、提案があり次第、専門家の御意見を伺うなどにより、その効果を事業者と確認した上で、できるだけ早期実現を要請していく考えでございます。

江口じゅん子

事業者からの専門家会議の提案を受けての回答も延び延びになっていると。
さらに、具体策の着手ということにはどれだけ時間がかかるのか、今の課長さんの答弁を聞いても、ちょっと私はわからなかったんですけれども、いつごろというのは提示できるんでしょうか。

佐藤 拠点整備第二課長

ただいまの段階でいつこういう対策ができるというふうにお示しすることはできないと考えております。

江口じゅん子

住民の方の声、先ほど紹介してもう繰り返しませんけれども、これから四月になったら、春一番とかも吹いてまた風が強くなる、危険なビル風被害が続くわけですから、早急にお願いしたいと思います。 そして、現在できる追加対策として、今迂回路の工事や多摩堤通りに注意喚起装置の設置の工事が行われています。こういったことをぜひどんどんやっていただきたいんですけれども、今できる対策としてさらなる追加対策を事業者に求めていただきたいんですが、区の見解をお伺いします。

佐藤 拠点整備第二課長

専門家会議では、すぐに着手できるビル風の対応策を検討の中間段階から示しておりまして、その提案を踏まえて既に再開発組合もいろいろ実施に取り組んでおるわけでございます。
具体的には、今お話のあった多摩堤通りの強風箇所を迂回するための通路整備、強風時の注意喚起をさらに強化するための電光表示の設置が現在、再開発組合の費用負担により進んでおります。これに加えまして、さらに植栽の育成充実、防風パネルの追加設置も検討されているところでございます。

江口じゅん子

地元住民の方の安全を守る、そういった立場で区としても強力に進めていただきたいと要望して、日本共産党の質問を終わります。

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