江口区議が予算特別委員会にて質問を行いました。

2018年03月15日 江口じゅん子区議

八千歳台交差点のバリアフリーについて

江ロじゅん子

環八千歳台交差点のバリアフリーについて質問をいたします。
今議会でも地元の区議が党派を超えて一丸となって、地域要望であるバリアフリー化、横断歩道設置を求めています。誰もが安全に環八を横断したいという地元の方々の働きかけが行政、そして区議会、都議会を大きく動かしていることを実感します。
このたび区が横断歩道設置が望ましいと言明したことを評価しますが、今後問題になるのは、歩行者の横断の安全性をどう確保するかです。特に地域の方からは、四月に芦花公園内で保育所が開設するが大丈夫か、こういった心配の声を伺っています。
ここで現地のパネルを用意いたしました。ちょっと小さいので見にくいと思うのですが、これが環八通りです。この緑のL字が環八通りを歩行者が渡るための唯一の手段、歩道橋になります。この赤い部分が都道五四号線を横断する横断歩道、そしてこちらが自転車レーンになっております。都立芦花公園があって、現場はこのように見通しの悪い変形五差路となっています。歩行者が環八を横断するには、先ほども申し上げましたけれども歩道橋しか渡れない、車椅子やバギーカーの方は渡れないということで、住民の方はここに横断歩道をつくってほしいと要望しております。さらに、保育園は芦花公園のもう最南端にあるんですね。こちらの最南端の場所にあります。ですので、最南端の場所にあるので、千歳台交差点を渡ったらすぐそこということになっています。保育所の定員は九十六名と大規模園です。もちろん全てではありませんが、四月から多くの保護者と子どもたちがこの交差点を横断します。私もこの間、地元の方から、交差点に横断歩道をつくるのは歓迎だが、歩道橋を撤去したら危ないんじゃないか、こういった根強い心配の声を伺っています。現在でも事故が多発している場所です。
ここで伺いますが、保育所が四月一日開設の予定となっております。また、千歳台小学校卒業生の中には、この交差点を横断し船橋希望中に通う新入生もいると思います。四月からの当面の間、区として警察など交差点の朝夕の警察官の見守り回数をふやすなど、安全対策強化を要望していただきたいと思いますが、区の見解を伺います。

山梨工事第二課長

成城警察署では、当該交差点を警察官が立ちます街頭配備の対象交差点として位置づけておりますが、本日改めて御要望いただきました内容につきまして、警察署に対し区からもしっかりと伝えてまいります。

江口じゅん子

しっかりと求めてください。
そして、今後横断歩道設置に向けて何より安全対策が求められます。地元区として地域からの声をよく聞き、都や警察との情報共有、そして協議に臨み、地元理解を得ることが必要と考えますが、区として今後の課題の認識、またどう進めていくのか確認します。

山梨工事第二課長

環八千歳台交差点につきましては、これまでの議会で答弁してきていますとおり、区といたしましては、現在の横断歩道橋の代替措置として横断歩道の設置が望ましいと考えております。横断歩道の設置には、道路管理者と交通管理者との協議や地元の理解が必要であると認識しております。東京都では、今年度、当歩道橋の移動円滑化基本検討設計の委託作業を実施しておりますので、その成果をもとに、引き続き東京都と意見交換を図り、課題の整理及び対応策を協議してまいります。
なお、これまでの議会での質疑内容につきましては、その都度東京都に情報提供を行っております。

江口じゅん子

地元は期待しておりますのでしっかり進めてください。よろしくお願いいたします。

砧地区の公共交通不便地域対策について

江口じゅん子

次に、これまで多くの委員が質問してまいりました砧地区の公共交通不便地域対策について伺います。
先ほど来、私も砧、烏山の不便地域解消を求める各委員からの熱心な質疑を聞きまして、改めてこの解決が全区的に求められていることを実感しております。不便地域は区内面積の五分の一を占め、概算ですが、そこに住む方は約十七万人もいらっしゃいます。特に高齢者、障害者、子育て世代などの地域の足となる砧での新たな交通手段の早期実現を要望し、ほかの委員と重複することもあるかと思いますが、三点伺ってまいります。
一点目は、まず、地元参画をどう進めるかということです。私もこの間の砧での勉強会に参加しましたが、参加は毎回十数名と少なく、ある町会の方は、この件で町会の中では余り話し合われていないとも伺っております。一方、こういう勉強会があるとお知らせを見て初めて参加しました、私が生きているうちに早く通してほしいという高齢の参加者の方もいらっしゃいました。地元のニーズは確かにありますが、本当に不便を感じている高齢者、障害者の方、雨の日は使いたいという子育て世代が勉強会に参加できていない状況もあり、また、地域では取り組みがまだまだ知られていません。この件に関して工夫が必要です。
例えば、砧地域のクリニック、関東中央病院、成育医療センターなどの医療機関、また、発達障害相談・療育センター「げんき」や作業所などの障害者施設、山野小、保育園、幼稚園などへの広報啓発を強化し、さらに今後アンケートなど意向調査時はそうしたところにも協力をお願いすることが重要です。また、勉強会開催日時の検討も必要と考えますが、見解を伺います。

堂下交通政策課長

これまで砧での勉強会は、主に高齢の方々を中心に、日常生活での移動で困っている状況や、それがどのような場所、目的でなのか、また、それを解決するにはどういう対策を考えればよいか、グループワークなどの形式で忌憚なく話し合っていただく中で、実際にお住まいの方々のニーズを把握することに重点を置いて進めてまいりました。
グループワークの中では、例えばお話にありましたように、関東中央病院は運行ルートに加えたいとの意見も複数出ており、今後検討する運行ルートにかかわる施設などには情報をお伝えしながら意見などを伺うことも考える必要があると考えております。
また、それらへのニーズはあるが、ルート設定としては長大になるため、あえて現実的な選択としてルートから外し、三十分程度で多く周回できるルートを取りとめたグループもあり、これから住民の方々の御意見をまとめていきたいと考えております。
今後は、御提案のありました方々も含め、広く周知していきたいと考えておりまして、その上で御参加いただける方々が出席しやすいよう、時間帯、運営方法についてもフレキシブルに対応してまいりたいと考えております。

地元の機運を高めるという課題について

江口じゅん子

そして、地元の機運を高めるという課題です。石川委員も要望していましたが、まず、砧でのモデル運行を実現することが鍵と考えます。協賛金を地元の方に募るとしても、何も絵がなければお金も機運も集まりません。こうしたモデル車を走らせます、だから皆さん乗りましょう、御協力くださいという実態が伴う呼びかけこそ、地域の方々の思いも募ります。砧での早期の実験運行を強く求めますが、いかがでしょうか。

堂下交通政策課長

公共交通不便地域対策につきましては、昨年度に取りまとめた中間まとめに基づきまして、砧一丁目から八丁目をモデル地区に選定し、昨年八月から地元の皆様との勉強会を開催するなど、検討を進めているところでございます。勉強会では、新たな住民自治という視点から住民の方々の主体的な取り組みにつなげていけるよう機運を高めていくために、闊達に意見交換していただくことを重視したプログラムを中心に進めながら、二月には運行計画案をお示ししており、今後はより具体的な対策の内容について検討を深め、その中で区はどのようにかかわっていくことが適切なのかもあわせて整理していきたいと考えております。
また、具体的な計画を策定するに当たりましては、実験運行も含め多角的な視点での調査検討により対策を進めていく必要があると考えております。需要を見込める運行ルートの設定や関係機関との協議など、中には時間を要する可能性がある事柄もありますが、地域の機運醸成等を見据えつつ、スピード感を持って具体的な対策等の検討を進めてまいります。

江口じゅん子

スピード感を持ってぜひお願いいたします。

経費の問題について

江口じゅん子

最後に、最も大きな課題である経費の問題です。これまでのやりとりの中で、年間欠損額が約五百六十万円以上と大変大きな額が出され、地域からも心配の声が聞かれています。区が提案するサポーター制度など、経費を住民などが支えるシステムは重要です。しかし、これまで区はコミュニティバス導入に当たり、運行開始から五年間運行補助を行ってきた経緯があります。
ここに、これもちょっと小さいんですが、世田谷区バス路線運行経費等補助金交付要綱があります。ここに書いてある通則第一条、これを抜粋して紹介いたします。区内で公共交通不便地域の解消、高齢者などに配慮した公共サービスの確保などのため新規バス路線の導入を促進する場合において、採算性などの問題からその運行が困難なものについて、運行に要する経費などの一部を補助することにより、バス路線の運行の安定を図り、もって区民の福祉の向上に資するとあります。
ここの要綱で書いてあるバス路線という言葉は、そのままワゴン車などを活用した新たな交通手段に置きかえることができます。また、区の調査でも対策の初期費用について、特別区などが車両購入、バス停整備、その他のいずれについても自治体の負担割合が九割以上という結果を示しています。
安定した継続運行には区としての支援も必要であり、見解を伺います。

堂下交通政策課長

公共交通不便地域対策につきましては、モデル地区での取り組みを通じて検討を進めているところですが、対策に係る経費の確保は課題の一つだと考えております。都内には、路線バスなどの運行経費の一部助成を行っている自治体もありますが、一方で、利用者が少なく、運行経費が賄えない状況が続く事例もあり、区の恒常的財政支出につながるような安易な負担は避けるべきというふうに考えております。
二月に行ったモデル地区の勉強会でお示しした運行計画は、先般総括質疑でもお話しさせていただいたとおり一定の条件のもとに試算したものですが、運賃収入だけで経費を賄うということは難しいと考えております。そのため、サポーター制度など新たな収入確保の取り組みの必要性もあわせてお示ししており、他の自治体ではさまざまなアイデアによって収入確保に取り組んでいる事例もございます。
今回のモデル地区での取り組みを区内全域での対策に生かせるよう取り組んでおり、ランニングコストをどう確保していくかといった点につきましても、地域の方々と検討を深めながら、イニシャルコストへの支援によって持続的な対策が可能かどうか、他の自治体の事例などを踏まえながら検討してまいります。

江口じゅん子

前向きな検討を求めまして、私の質問を終わり、村田委員に交代いたします。

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